AC/DC 飲みながら聴きたいこの10曲

11月18日、AC/DCのマルコム・ヤングが亡くなった。

AC/DCのメンバーの死といえば、メジャー期初代ヴォーカリスト、ボン・スコットの伝説があまりにも有名。ボンがいかにもな、ロックンロールな死に様だったのとは対象的に、マルコムは認知症を患っての死亡と報じられており、この世へ残してくれた偉大過ぎる功績を認識できない状態で、旅立ってしまったのかと思うと、あまりにも切ない。
死後数日たった今、地獄のハイウェイを突っ走ってるのではなく、天国への階段をゆったりと登って行ってくれていることを祈る。

AC/DCはボクにとっても特別なバンドで、ボクが初めて買ったCDが、AC/DCの「IF YOU WANT BLOOD YOU’VE GOT IT(邦題:ギター殺人事件)」。

バンドのフロントマンである、弟アンガス・ヤングの影で地味なイメージだったけど、AC/DCの強烈な個性となっているリフとリズムを形成しているのはマルコムのぶっといギター。ステージを天真爛漫に走り回るアンガスを、どっしりと支えるマルコムとのコントラストがAC/DCのショーの魅力だった。

AC/DCは2001年の来日公演で体験した。広い会場(横浜アリーナ)だったけど、ライブハウスみたいな熱気と殺気のロックンロールショーは今でも鮮明に覚えてる。AC/DCの本当のかっこよさは、ライブじゃないとわからない。マルコムが生きている時に生AC/DCを体験できてよかった。

そんなAC/DCはガレージでもよくかける。AC/DCがかからないロックバーなんてないと思うけど。

今回マルコム・ヤング追悼の意を込め、ガレージ視点で、酒飲みながら聴きたいAC/DCの10曲をチョイスしてみました。数字はランキングじゃなくて、この曲順で聴きいたら良い感じに酔えそう、という感じで。
 

曲名 / 収録アルバム名

1.HIGHWAY TO HELL / HIGHWAY TO HELL


AC/DCの代表曲のひとつで「今夜は飲むぞ」という覚悟と気合いが入る曲。ボン・スコットは「HIGHWAY TO HELL」というタイトルのアルバムを残して亡くなった。死因は飲み過ぎ。いろんな意味でロック。AC/DCで飲むときは破滅的に酔いたい。

2.HAVE A DRINK ON ME / BACK IN BLACK


これはタイトルで選びました。ボン・スコットの追悼作にしてロックの歴史上超重要アルバム「BACK IN BLACK」収録曲。ボンはお酒で死んでしまったというのに、この曲名。ロック過ぎる。歌詞にお酒の種類がいっぱい出てくる。

3.MONEYTALKS / THE RAZORS EDGE


お金の歌。お金はいつだってロックンロールの敵なんです。ハードでシンプルなロックンロールが心地よい。飲んでるときってこのくらいのテンポの曲がよいんです。THE RAZORS EDGEはTHUNDERSTRUCKのイントロの印象が強烈なんですが、ガレージとしてはこちらをチョイス。

4.HEATSEEKER〜THAT’S THE WAY I WANNA ROCK N ROLL / BLOW UP YOUR VIDEO


低迷していたAC/DCの復活作「BLOW UP YOUR VIDEO」の1曲目と2曲目。暗黒時代のAC/DCがGUNS N ROSESをはじめ猛威を振るっていたLA勢からの強烈なラブコールをうけて放った、起死回生のノリノリロックンロール。ガレージではこの2曲は必ずセットでかけるので、まとめてしまいました。

5.RIFF RAFF/ POWERAGE


これぞAC/DC。AC/DCの魅力が一番凝縮された曲のひとつ。イントロもリフも曲の展開も最高。AC/DCを知らない人には「WHOLE lOTTA ROSIE」よりも、こちらを一番最初に聴かせたい。

6.ROCK ‘N’ ROLL DAMNATION / POWERAGE


引き続き「POWERAGE」から、アルバムのオープニングを飾る曲。この曲もAC/DCっぽさ全開。

7.IF YOU WANT BLOOD(You’ve Got It) / HIGHWAY TO HELL


明るくて歯切れの良いリフで始まるイントロの高揚感がクセになる「HIGHWAY TO HELL」収録曲。

8.YOU SHOOK ME ALL NIGHT LONG / BACK IN BLACK


ちょっぴり甘く切ないイントロが印象的で異色だけど、これもまたAC/DCの代表曲。この曲すごい好き。ちなみに「BACK IN BLACK」はマイケル・ジャクソンのスリラーと比較されるくらいのモンスターヒットアルバムなんだけど、マイケルに比べ、AC/DCの日本での知名度の低さが寂しい。

9.ROCKER / DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP


ロックンロール以外のナニモノでもない。これ以上削ぎ落とすものは何もない、直球ストレートな爽快ロックンロール。気持ちよ過ぎてお酒もう一杯な一曲。ROLLING STONESでいう「RIP THIS JOINT」な曲。

10.ROCK AND ROLL AIN’T NOISE POLLUTION / BACK IN BLACK


飲み過ぎてヘロヘロな状態で聴きたい曲。これ聴きながら眠りにつくのがロックンローラーの正しいライフスタイル。ROLLING STONESでいう「HONKY TONK WOMEN」な曲。
 

王道なAC/DCのランキングとは一味違うテイストになりましたが、AC/DCはどこから切り取ってもAC/DC。シンプルなかっこよさを継続し続けることって簡単なようで一番難しいことだと思います。ロックに限らず人生の教訓になるAC/DCの頑ななスタイルは、ガレージでもずっとリスペクトしていきます。